朝鮮時代の姿がそのまま残るハフェマウル。数々の韓国ドラマの撮影地である村は俳優のリュ・シウォンの実家があることでも有名。また村を一望できるプヨンデからの景色は必見!歴史的な村を、雄大な自然を楽しめるスポット5つに厳選してご紹介します。
ハフェマウルとは?
ソウルから約3時間、慶尚北道の安東市にあるハフェマウル(河回村)。村全体が重要民族資料第122号に指定されている民族村です。
国の重要無形文化財に指定されている河回別神グッ仮面劇の公演も定期的に開催されているハフェマウル。韓国国内だけでなく世界的にも有名で、イギリスのエリザベス女王(1999年)やアメリカのブッシュ(父)元大統領(2005年)も訪れています。2010年にはユネスコ世界遺産に指定されました。
まるで朝鮮時代!
安東駅からは46番バスに乗り、約40分。村にはコンビニなど飲食物を買える店がほとんどありません。自動販売機で水分は確保できますが、安東駅付近で買うのがおすすめです。
バスに乗ったらハフェマウル前で下車してチケットを購入。村までは専用のシャトルバスがあります。歴史的な村を、自然の魅力を楽しめるスポット5つに厳選してご紹介します。
三神堂 神木
樹齢600年を超え、村の中央に位置している神木。子どもを授かり、出産と成長を助けると伝えられています。想像をはるかに超える大きさでとても迫力があり、神秘的でした。
【民俗遊技場】【万松亭 松林】
松林は風水地理学から地気が弱い地域に補完の目的で作られた裨補林だそうです。木々の隙間から差し込む太陽の光がキラキラと輝きます。そして、すぐ近くには巨大なブランコ。
子どもに戻ったようにワクワクする場所です。
【遠志精舎】
書斎として建てられた建物なのですが、ここから見える景色がまた格別。
建物の裏から川の方に目を向けると、そびえ立つ崖。歴史と自然とがマッチした空間に鳥肌が立ちました。最後にご紹介するのはこの写真から見えるプヨンデです。
プヨンデ
プヨンデの丘からは、村の回りをS字に流れる川を見渡せます。これはこの村がハフェマウル(河回村)となった由来です。
プヨンデには船で行くとより楽しめます。大自然の風を体中で感じることができるからです。船に時刻表はないので時間を気にすることなく、自由に過ごせます。(冬季は運行なし)
対岸に着いたら、ちょっとした登山気分で丘の上へ。プヨンデの丘から村を見渡した景色がこちら。
1枚の写真には収まりきらないスケールの大きさ。この感動は実際に目でみて確かめるほかありません。青い空に深い緑、流れる川と村との美しさに感動しました。ここは、600年前の村の姿を一望できるということが1番の魅力です。雄大な自然と長い歴史がひとつの絵を描くように広がるこの景色。とても不思議な感覚がしました。
民泊もオススメ!
2時間もあれば村はまわれますが、存分に楽しむには民泊がオススメです。韓国語がある程度話せる人は予約なしで、その場で気に入った民泊での宿泊が可能です。韓国語が話せなくてもインフォメーションがあるので心配なし。伝統的な韓屋での民泊は、歴史を感じられる貴重な機会です。ゆっくりと流れる時間の中で1日の終わりを過ごすのも至福のひととき。
川に沈むオレンジ色の夕日、夜には降ってくるような星空、そして霧に包まれた朝も幻想的な世界です。村の人とも触れ合える民泊は最高の思い出です。
Spot Information
- 住所
- 경상북도 안동시 풍천면 하회리 /慶尚北道 安東市 豊川面 河回里
- 電話番号
- +82-54-852-3588(河回村観光案内) / +82-54-854-3669(安東河回村管理事務所) / +82-54-840-6974(文化観光解説・通訳案内)
- 文化財観覧時間
- 夏季9:00~19:00 / 冬季 9:00~18:00
- 入場料
- 3000ウォン(大人・個人)
- アクセス
- 安東駅(安東市外バスターミナル向かいのバス停)で46番市外バスに乗り40分の河回村前へ。河回村前から河回村まではシャトルバス(徒歩15分弱)あり。
- HP
- http://www.hahoe.or.kr/japanese/sub1.asp
韓国在住の方や、韓国旅行リピーターでソウルを行き尽くした方、ハフェマウルを訪れてみてはいかがですか。韓国で素敵な時間を過ごすキッカケになれば幸いです。