高麗(コリョ)初期。太祖(テジョ)ワン・ゴンの息子に生まれながら「高麗を血の海にする」と予言され、８歳で宮廷を追われ金剛山で育ったワン・ソは、成人後、過去を悔いたワン・ゴンに呼び戻される。だが、宮廷では権力争いが激化。ワン・ゴンは謎の刺客に暗殺されてしまう。一方、「渤海(バレ)を滅ぼし他国の光となる」と予言され捨てられた渤海最後の王女シンユルは、侍女に幼い命を救われ、青海商団の有能な副首領に成長。２人は中原の開封(ゲボン)で出会い、強引な縁談から逃れたいシンユルに懇願されたワン・ソは、一夜限りの花嫁役を引き受ける。５年後、異母姉ファンボ・ヨウォンと政略結婚したワン・ソの周囲では悪の執政ワン・シニョムによる陰謀が渦巻く。高麗に拠点を移したシンユルは忘れじのワン・ソとついに再開するが、ワン・ソは男装している彼女に気づかない。一方、ヨウォンの弟ワン・ウクは、亡き恋人に瓜二つのシンユルを手に入れるため、皇位を狙い始める。