親には一流銀行に勤務していると言いつつ、銀行業界での職探しを続ける就職浪人性のウネン。ある日、彼は強盗らしき女性を捕まえ、彼女を追う男性にお金を返してあげた。と思いきや、お金はチョコレートカフェを営むチョコが権港から借りた店の運転資金で、男性はそれを目当てにしていた彼女の兄だと判明。資金分の埋め合わせをすべく、ウネンは1カ月の約束でカフェで働き始めた。店番ついでに、来店客に得意の金融分野のアドバイスをすると、無料で金融相談ができるカフェとの評判が広がり、店はたちまち人気店に。メディアでも紹介され、記者とのつてができたウネンは、一流銀行の面接にこぎつけ、採用される。一方のチョコは、実はウネンの顔を以前から知っていた。それは、ウネンは覚えていないだろう、小さな心温まるエピソード。密かな恋心を抱くも、彼には言えないまま、ウネンの入社の日が近づいていた。