溶接工のサンピルは、20数年勤めてきた韓国修理造船所を突然解雇された。それから３年後、先輩ダルスを委員長に、リストラされた同僚と復職闘争委員会を結成し訴訟を起こすも棄却されてしまう。そんななか、地方出身議員の辞職により国会議員の補欠選挙が行われることに。野党の社会党はダルスの推薦でサンピルの擁立に動く。一方、与党である国民党の事務総長ドヒョンの元秘書インギョンは、ドヒョンに自分を擁立するよう頼むが、ドヒョンはサンピルに目をつけて立候補を促す。一度は固辞したものの、委員会の基地を強制撤去され追い詰められたサンピルは、会社との示談と引き換えに国民党からの出馬を決意。対立候補に大差で当選するが、朗報も束の間、ダルスが造船所のクレーンから転落して死亡する。深い悲しみを乗り越え、ダルスのためにとサンピルは議員活動を再開。サンピルが父ダルスを裏切ったと考える息子ギュファンは、サンピルの議員事務所のインターンとなり、父の無念を晴らそうと接近する。