
ミセン-未生-
(全話)/視聴率:
プロ棋士を目指すも26歳で挫折したチャン・グレは、母親のつてでエリートだらけの大手総合商社のインターンに。だが囲碁以外にできることが何もないグレは、上司には無視され、ほかのインターンからは嫌がらせを受けてしまう。そんな逆境に屈せず、持ち前の勝負強さで同期のソンニュルとチームを組んだプレゼン発表会にパスし、2年間の契約社員となる。営業三課に配属されたグレは、ワーカーホリックの上司の元、囲碁で得た知識と洞察力を生かし、少しずつ課に貢献していく。一方、超有能女子ヨンイは女性差別を受け、ベッキは先輩による飼い殺しに遭うなど、同期入社の仲間たちは、さまざまな現実にぶつかっていた。
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出演者

戦場のような韓国社会。日本社会も似たようなところがあるよな、と共感できるポイントが多々あります。学歴社会、男社会、組織の摩擦、みていて苦しくなるくらいリアルだけど、重すぎず、主人公のウィットに富んだ問題解決のための切り口に、スカッとさせられます。欧米諸国からはおそらく理解しがたいであろう、韓国や日本独特の社会のプレッシャーを感じることができるドラマだと思います。そんな韓国社会にあらがうわけでもなく、染まるわけでもなく、自分のできることにまっすぐに進んでいく主人公や、極限の状況でも自分の信念を守ろうとする上司、思いやりのある同僚などの周りのキャラクターも多様で、組織の中で自分を見失わずに働くことの大切さに気づかせてくれる作品です。

2014年作品 囲碁のプロ棋士を目指すが挫折26歳でツテで大手総合商社へ高卒入社した主人公チャン・グレが上司や同僚と繰り広げる出来事を丁寧に真面目に描いた社会派ドラマ。
主演のイム・シワンがとにかく素晴らしい!ピュアな演技で魅了する。同期役のカン・ソラも紅一点、語学堪能な才女を演じている。同じく同期役のカン・ハヌルの存在感も半端ない。軸となる上司役イ・ソンミンは熱く、いじめ上司役のテ・イノも印象に残る演技で軍を抜いている。
日本より強いとされる韓国の学歴社会、そして年功序列、女性軽視、汚職やセクハラなど、日本と共通する社会問題を丁寧に取り上げられている。物語の結末も明るく、未来へと続く、人の繋がりの大切さや仕事とともに生きる人たちに感動と共鳴を与えてくれる、今まで観た作品の中でもベスト3に入る私の一押し。
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