朝鮮王朝第3代、イ・バンウォン（太宗(テジョン)）の時代。功臣クク・ユの一人娘として麗しくも気位高く育ったイニョプは、戸曹判書(ホジョバンソ)の息子ウンギと愛を育んでいた。だが婚礼の当日、何者かに謀反の濡れ衣を着せられたユは死刑になり、イニョプは親友だったユノクの家の下女に転落する。そこでは最下層の生活とタンジら奴婢(ノビ)仲間による壮絶ないじめが待っていた。たまらず逃げ出し、死のうとしたイニョプは、謎めいた下男長のムミョンに手荒く連れ戻され、自分の現実を直視して生きることに目覚める。一方、ウンギは一途に愛するイニョプのそばにいたいがためにユノクと結婚。イニョプは父の無念を晴らそうと動き始めるが、事件の裏には意外な人物が･･････。そんなイニョプを支え、自分でも気づかぬままに惹かれ合うムミョンは、実は秘密結社の一員。イ・バンウォン暗殺という目的のためだけに生きてきた彼は、やがて驚くべき自らの出生の秘密を知る。