就職試験連敗中のシムは、優秀な姉と比較され、常に肩身の狭い思いをしながら生きてきた24歳。ストレスから円形脱毛症になり、常にかつらをかぶって暮らす毎日だ。ある日、最悪の出会いをした奇妙な男ダンテが自宅の屋根部屋に引越してくる。一見遊び人風だが実は人情派弁護士のダンテは稼ぎが少なく、運転代行を副業にして暮らしていた。ある夜、ダンテは代行を依頼したジュンスがチンピラに絡まれているところを救う。財閥スターグループの御曹司であるジュンスは、お礼に祖母のナム会長の専属運転手の仕事を紹介し、妙に共通点が多い２人は親しくなっていく。久々に面接を受けたシムは、スターグループの社長秘書面接会場に誤って飛び込み、なぜか合格してしまう。勤務し始めた妹シムがジュンスと親しいことが面白くない姉ミは、密かにジュンスへ接近を開始。一方、ダンテは会社でジュンスとシムがよく会っていることが気になる様子で……。