朝鮮時代。龍神族のサダムは龍神を蘇らせようと企むが、時の王・恵宗によって計画は失敗し、龍神は封印される。だが、恵宗は邪気に取り憑かれ、恵宗も王妃も命を失ってしまう。この騒動をきっかけに恵宗の嫡子リンは幽霊が見える体質となる。それから12年－－リンの異母兄キサン君が王位を継ぎ、リンは気ままに暮らす遊び人となっていた。そんなリンと出会った堅物男の武官ムソクはリンに冷たい視線を浴びせる。一方、白頭山に住む巫女のトハは、行方不明の姉を捜すため漢陽にやってくるが、偶然出会ったリンと、ことあるごとに衝突する。そんななか、朝鮮から離れていたサダムが舞い戻り、道士となって王に接近。サダムは、自分が嫡流でないことで王座から追われるのではないかと怯える王の心を操り、朝鮮は再び不穏な空気に包まれる。そしてリンやトハの身にも危険が迫るのだった。