町の人たちから尊敬を集めている産婦人科医ナ・ボンイルの一家。三姉妹の末っ子ヨンジャは、父のような医師になることを目指して、国家試験の勉強に励んでいた。ある日、ボンイルの不在中に陣痛を起こした妊婦を、偶然病院に居合わせたヨンジャが処置することになる。赤ん坊は無事生まれたが、母親は容態が悪化し、大きな病院へと搬送される途中に死亡。ボンイルは妊婦の死をヨンジャに隠すが、町で強引な地上げを行っていたウナグループ系列社の社長イ・テソンが、資格のないヨンジャが医療行為を行ったことを知り、ボンイルを脅迫して病院の土地を奪ってしまう。ヨンジャは家計のため試験を諦め、化粧品会社の販売員になり、ウナグループ系列の百貨店に配属。派遣社員として働くことに。そこで彼女は、グループ会長の孫カン・ジウクと、経営企画室長のハ・ソンジェから好意をもたれるようになるが、実はソンジェは病院で亡くなった妊婦の夫だったのだ。