1871年。米軍の攻撃に朝鮮王朝が抗う「辛未洋擾」の最中、奴婢として生まれ育ったユジンは、両親を両班に殺されてしまう。逃亡の末、恩人に救われて船でアメリカに渡ることに。その後、人種差別を克服するため、米軍海兵隊に志願する。31年後、将校となったユジンは、大統領に挑戦での任務を命じられる。一方、日本に抵抗する義兵だった両親を亡くしたエシンは、両班の祖母の家で育てられたお嬢様だったが、両親のように国の役に立つべく銃を習う。そんなエシンは、許嫁のヒソンが日本で長らく暮らしているため、29歳にして未婚のままだった。ある日、ユジンは初の暗殺任務を遂行した現場で、同じ標的に銃を向けていたエシンに出会う。同胞でありながら米軍の軍服を着るユジンは敵か味方か。戸惑うエシンの元に、日本から帰国したヒソンが現れる。