住民約40人のソムウォル島では、美人女子高生ベクヒが不良グループ初代番長として君臨していた。ケンカなら島一番、ディスコでの夜遊びもお手のものだった。そんなベクヒに恋心を抱く3人の男子がいたが、ベクヒはそのうちの1人、ボムリョンと交際していた。2人は将来を約束するほどの仲だったが、何者かのワナにはめられてベクヒは島にいられなくなってしまう。ボムリョンはなけなしの小遣いを渡してベクヒをソウル行きのバスに乗せた。「すぐに迎えに行く」──その言葉を信じて待つも、ボムリョンは現れないまま、早18年。その間、ベクヒは改名までしてかつての自分を捨て、別の男性と結婚。料理研究家として成功していたが、夫の借金で家を失ったことから島に戻ることに。住民はベクヒの帰島に驚愕。かつてベクヒに想いを寄せた3人は、ベクヒの18歳になる娘の父親が気になってならない。「父親は自分」と確信する3人と、ぶつかり合うベクヒと娘。徐々に18年前の真実が明らかになっていくのだった。