１４５６年、内侍（宦官）のチギョムは、前王の復位事件に関係した親友ジャミョンを死に追いやる。１２年後、巫女のウォルファに育てられたジャミョンの息子チョンドン（後のチョソン）は、両班の娘ソファと出会い恋心を抱く。しかしソファは、成宗と永遠の愛を誓い合った中だった。１４６９年、成宗は第９代王となり。王室安定のため大臣の娘を王妃に迎える。「いつか必ず迎えに行く」という王の言葉を信じていたソファもまた、家のためによそへ嫁ぐこととなり、王への思いを諦めようとしていた。その頃王室では側室をとる案が出ていた。内侍部の長官となったチギョムは、ソファの結婚話を破談にし、ソファが側室として王宮に入れるよう手を尽くす。一方、チョンドンは「ソファお嬢様をお守りしよう」と考え、内侍になることを決心。父の敵とは知らぬまま、チギョムの養子チョソンとして王宮に入る。しかしチギョムの養子の座を奪われた内侍のハンスは恨みを抱き、チョソンの敵対勢力となっていく。