科挙を首席で合格したものの、低い身分のために庶民を診療する恵民署に配属されたホ・イム。鍼の名医と評判で、夜には高官を密かに往診して高額の報酬を得る裏の顔をもっていた。あるとき御医ホ・ジュンの指名で王に鍼治療をするも失敗したイムは追われる身となり、矢で射られて川に落ちてしまう。気がつくと自分が未来にいることを知ったイム。目の前で倒れた男性を鍼で救おうとするが、そこに居合わせたヨンギョンが手際よく応急処置をするのを見て驚く。その後、ヨンギョンはバスにひかれそうになったイムを見て気を失ってしまい、勤務するシネ病院へ救急搬送される。片や身元を怪しまれて警察に拘束されたものの釈放されたイムは、偶然、ヨンギョンの祖父が経営する恵民署漢方医院で一晩世話になる。翌日、交通事故を起こしたイムはシネ病院で治療を受けるが、そこで急患を見て倒れたヨンギョンをかばい、激しく担架にぶつかる。気がつくと2人は朝鮮王朝時代の山の中にいて......。