札付きの問題児ヒョンスは、ある雨の日、人身事故を起こし少年院送致の判決を受けるが、被害者少女ウンドンの証言に救われる。2人は淡い恋心を抱きあうも、身寄りをなくしたウンドンは置き手紙を残し、ヒョンスの前から突然姿を消した。10年間ウンドンを探し続けたヒョンスは、ある日、あの雨の日のように自転車に乗った女性と衝突する。ウンドンだった。運命的な再会を果たした二人は、もう二度と離れないと約束し、幸せな時を過ごす。ところが、ウンドンは事故に遭い、再びヒョンスの前から姿を消さざるを得なくなる。10年後、韓国一の俳優チ・ウンホとなったヒョンスは、ウンドンを探すために自叙伝を出版することになり、作家ジョンウンを紹介される。事故で過去の記憶を失ったジョンウンは、不思議にもウンドンの気持ちが手に取るように分かり、ついにはヒョンスが話していないことまでも文章にしてしまう。ウンドンに間違いないと確信するヒョンスだが、彼女は事故で下半身麻痺となった夫ジェホ、息子ライルと幸せに暮らしていた。