1950年、朝鮮戦争が勃発。妊娠中のヨニは結婚を約束した医師スンジェと共に大邱を目指していた。その途中、スチャンに捨てられた身重のイルランを助けるが、突然の爆撃で3人ははぐれてしまう。スンジェの母にスンジェは死んだと伝えたイルランは、嫁と誤解されたことをいいことに、生まれてくる子のためヨニになりすまして生きていこうと決意する。同じ頃、一命をとりとめたヨニも出産。しかし再会したイルランに赤ん坊を奪われ、イルランは赤字を置き去りにする。その子はギテク夫婦に拾われてコンニムと名づけられた。―20年後、イルランは製菓会社の専務となり、ヨニは実業家ミンギュの家で家政婦をしながら娘を探し続けていた。一方、コンニムは自らの出生の事情を知らぬまま、ミンギュの息子のソノと出会い、胸をときめかせるが……。