高麗末期。ィ・ソンデは無敵の武将としてその名を轟かせていた。彼の五男、ィ・バンウォンはそんな強い父に憧れていたが、政敵、ィ・インギョムに弱みを握られ、頭を下げる姿を見て失望してしまう。失意のバンウォンの心を揺さぶったのは、父に頭を下げさせた李仁謙に唖然と立ち向かうチョン・ドンジョンの姿だった。ドジョンを師匠と目したバンウォンは、彼の弟子となるべく成均館で学び始めるが、そこでもまた裏切りと理不尽を目にすることになる。一方、バンウォンが開京にやって来たその日に出会った貧しい兄妹タンセとプニもまた、弱者の試練に遭っていた。6年後、進むべき道を見失っていたバンウォンは、貧しい者たちの先頭に立ち、チョン・ドジョンを手伝うプニと再会する。チョン・ドジョンが新たな国の建設を目指していることを知ったバンウォンは彼と共に歩む決意をするが、やがて2人の間には少しずつ溝が生じ始める。