1952年冬、11歳のスングムは薬の行商人である父のスボクと共にセウン町へやってきた。スボクは生き別れた妻のヨニを捜し出すが、夫が死んだと思い込んでいたヨニはすでに再婚し、地元の名士であるセウン堂の若奥様となっていた。スングムは、北から避難してきたウチャン、セウン堂の令嬢ジンギョン、くず拾いのジョンス＆ヨンス兄弟らと知り合い、貧しくも楽しい日々を送る。ところが、ヨニの夫であるチスの怒りを買ったスボクが多額の借金を背負わされ、セウン町を去ることに。スングムはウチャンにも別れを告げれないまま再び行商の旅に出た。—十数年後、スングムはソウルで偶然にウチャンと再会。その後、セウン町に戻ったスングムは、やがて幼いころに親切にしてくれたヨニが生き別れた母だと知る。そして、友人たちの協力を得て高麗人参の栽培に乗り出すが、そこには数々の困難が待ち受けていた。