ドラマ序盤は、本当にとんでもない放蕩息子のミョンソクで、バカでわがままな発言を繰り返し、駄々をこねる姿は、思わずあきれてしまうほどです。が、キム課長に怒られ、経理部で働きはじめると、自分の父親である会長の悪事を恥じ、少しずつ態度に変化が見られます。その変化の仕方がわざとらしくなく、とても自然で、ドンハの演技力が感じられました。父親のパク会長の声を真似するシーンは、本当にそっくりでおどろきました。思わず何度も聞き返してしまったほどです。

ドラマ序盤では絵に描いたような馬鹿息子でした。社員に暴言を吐き散らし、飲んだくれては両親に迷惑をかけていました。しかし、物語が進むにつれて様子が変わっていきます。パク・ミョンソクの変化を上手く演じられていました。だんだんと父親の私腹を肥やす会社経営に疑問を抱き、父親の前では依然として馬鹿息子を演じつつも、会社の改革側に進んで協力するようになります。細部にまで気の配られた演技は、巻き戻して見たくなる素晴らしさでした。