JYPエンターテイメント初のラッパー
2PMやワンダーガールといった、有名アイドルが多く所属する芸能事務所「JYPエンターテイメント」で初めてラッパーとしてデビューした。そのため、デビュー当時からSanEは事務所の新たな挑戦の代名詞として、大きな関心を集めた。

ただ事務所所属は形だけ。デビューアルバムもSanE自らプロデュースをおこない、その高い作品創出能力も、関係者を驚かせた。

ほぼすべてのK-POPスターが通る道である”練習生”の期間をSanEは経ていない。JYPエンターテイメントに才能を見いだされ、韓国芸能界でデビューした時にはすでに独自のスタイルを確立した、技術力の高いラッパーだったのだ。

2013年、SanEはBrand New Musicに移籍。現在は所属を変える。

JYPエンターテイメント所属の時はパクチニョンが彼をプロデュース。年配に敬遠されがちなヒップホップを、幅広い年代に楽しんでもらいたいとの希望から、極力英語を使わない大衆的な歌詞が目立った。しかし移籍後は一転、エッジの効いたゴリゴリのラップが目立つ。

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中学生の時にアメリカへ
SanEの父は学校の清掃員。母は調理の仕事をしている。それほど裕福な家庭には育っていないSanEは、韓国ヒップホップスターとなった後、親孝行に勤しんでいるのだとか。

中学の時に家族で揃ってアメリカへ。SanEは大学もジョージア大学に入学し、韓国でのデビューをきっかけに帰国した。アメリカで感性を磨いたその音楽性は、彼の楽曲でいかんなく発揮されている。ちなみに愛読書はゲーテと村上春樹。