イ・ビョンホン
名前
イ・ビョンホン
ハングル
이 병헌
生年月日
1970年7月12日
身長/体重
177cm, 68kg
学歴
漢陽大学仏語仏文学科、中央大学大学院
血液型
O型

ハリウッドのエージェントと契約

高校時代、映画監督に憧れたが、母親の友人の勧めで91年KBS公開採用第14期となる。翌92年に出演した『明日は愛』で人気を獲得する。その後も『美しき日々』『オールイン』など多数のドラマで主演し、軒並みヒット作となる。05年に主演した映画『甘い人生』では、あらゆる顔を演じることができる俳優として高い評価を受ける。韓国の映画賞を総なめに。この年をきっかけに、「千の顔を持つ俳優」と称され、ハリウッドのエージェントと契約することとなった。09年、『G.I.ジョー』でハリウッド進出した。

『HERO』『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』で木村拓哉と共演

11年には日本ドラマ『外交官 黒田康作』にも出演した。16年『インサイダーズ』の、腐敗権力の悪事代行をする政治ヤクザ役で第37回青龍映画祭主演男優賞を獲得。『マグニフェセント・セブン』『ブラック・ファイル 野心の代償』などハリウッド映画にも出演。第88回アカデミー賞にも出席している。『IRIS』は日本でロケを敢行。日本の作品にも多数出演し、『HERO』『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』で木村拓哉と共演したことでも知られる。

父は実業家、妹イ・ウニは元ミス・コリア

ソウルで両親、7歳下の妹の4人家族に生まれる。父は実業家、妹イ・ウニは元ミス・コリア。いとこには俳優のショーン・リチャードがいる。父親を亡くし、家長として母、妹を養ったため兵役は半年の軍務に軽減された。06年に『花より男子』にも出演した13歳下の女優イ・ミンジョンと知り合い、13年8月に結婚。15年3月長男が誕生した。14年に愛人だった女性からビデオを証拠に恐喝されたが、脅迫に応じず明るみになった。

イ・ビョンホンの主な出演作品

ミスター・サンシャイン

イ・ビョンホン

出演作レビュー

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『IRIS-アイリス-』(09) キム・ヒョンジュン役

元特殊部隊の隊員で、スカウトされてテロ対策チームの一員となります。任務中に同僚の裏切りに遭い、自分を窮地に追いやった秘密結社「アイリス」への復讐心に燃えるようになります。

ハリウッド作品など、国内外で多くの実績を築いた後の今作ということもあって、イ・ビョンホンらしい完成度の高い演技がみどころです。端正な顔立ちのため、裏切りと陰謀渦巻くドロドロ且つハードな展開のなかにおいても一種の清涼感を味合わせてくれます。「美しき日々」での孤独を抱える御曹司や「オールイン 運命の愛」の刹那的な主人公など、様々な役柄を演じてきたイ・ビョンホンの集大成とも言えるアクションたっぷりの演技がみられます。

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『王になった男』(12) 光海君/ハソン役

暴君と恐れられている光海君と、その影武者として仕立てられた道化師のハソン。ハソンは光海君に代わって改革を進める。

イ・ビョンホンさんの一人二役は、圧巻でした。こんな演技ができる俳優が韓国にはいるのかと感動しました。道化師のハソンは姿格好が光海君に似ているということで、影武者に仕立てられます。見た目は似ているものの中味は道化師なので、暴君になりきるのは大変です。いつもより人間味のある光海君に従者たちは心を開いていきます。とても見ごたえのある面白い映画でした。イ・ビョンホンさんの不動の人気を理解することができました。

イ・ビョンホン/プロフィール&出演作演技レビュー | 韓国-JIRO-に関わる出来事&エピソード

海外でのイ・ビョンホンの影響力

06年に韓国人俳優として初めてフランス芸術勲章を授与。12年には映画スターの手形で有名な、米ハリウッドのチャイニーズシアター前広場に、アジア人俳優として初めて手形と足型を刻む。その他中国の「アジアで最も影響力のある俳優賞」を受賞するなど、海外での評価が非常に高い。15年にはアメリカ映画「ターミネーター・ジェネシス」へも出演。16年3月には、アル・パチーノ、アンソニー・ホプキンスなどの名優達と共演した映画『ミス・コンダクト』が公開。

女性スキャンダルを乗り越える

13年に女優のイ・ミンジョンと結婚を発表。ビッグカップル成立に韓国中が湧きあがったもつかの間、14年にはアイドルから「下ネタ会話映像」によって恐喝を受けるというスキャンダルで、芸能界を1年中騒がした。今まで数々の女性との熱愛報道が生まれた、韓国芸能界一のプレイボーイ。下ネタ恐喝騒動があっても、妻イ・ミンジョンとの仲の良さはアピールしているイ・ビョンホン。15年4月に裁判が終結。映画『メモリーズ追憶の剣』の制作発表会で「ファンや家族を失望させた」と謝罪。俳優活動にもマイナスの影響が出るとみられていた。しかしそんな15年に公開された出演作『インサイダーズ/内部者たち』がR指定作品として『アジョシ』を破り歴代1位を記録するなど、俳優活動での評価に影響は見られなかった。更に、ハリウッド超大作『ターミネーター2』にも出演を果たし、僅かな時間ながら大きな存在感を示した。度重なる女性問題にも影響を受けず、衰えない影響力を示した。

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