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思わず購入してしまう韓国ドラマの挿入歌 -人は何故OSTを欲しくなるのか?-

なおほん

なおほん |   |  1127PV

韓国ドラマの魅力はストーリーの巧みさと、OST(オリジナ・ルサウンド・トラック)の見事さにあります。胸にぐっと迫る感動シーンになると決まって流れるメロディアスな音楽に、思わず涙が溢れてしまう人も少なくないでしよう。

私が好きなドラマのOSTには名曲が沢山含まれています。一番最初に購入した「私の名前はキム・サムスン」のDVD付き18曲入りCDもそうです。シーン毎にマッチしたサウンドがドラマに彩を添えて、飽きることなく何度も聴きました。未だにこのOSTを聴くとドラマのシーンを思い出し、気持ちが明るくなったり切なくなります。

そんなドラマとOSTの関係、音楽がドラマに及ぼす効果など、色々な視点から探ってみたいと思います。

韓国ドラマの挿入歌

韓国でOSTはドラマと同じぐらい重要視されている

OSTは韓国のドラマに欠かせないようで、主題歌のミュージックビデオは事前にYouTubeなどで公開されています。更にドラマ用に制作されたアルバムは、出演している俳優と同じ所属事務所の人気歌手が参加していることも多く、話題を集めるケースもあるようです。

例えば、昨年放送された「大丈夫、愛だ」には、人気グループEXOのメンバーD.Oが初出演しています。このOSTのパート1に入っている「最高の幸運」は同メンバーのチェンが歌いました。ドラマの放映前に配信された「最高の幸運」は、直ぐに主要な音楽配信サイトのチャート1位を独占し、ドラマへの話題に貢献しました。

何故、ドラマの音楽はいつまでも心に残るのか

音楽には不思議な力があります。実際、言葉より音楽の方が脳の複数箇所に働きかけているとの研究報告があります。更に、音楽を聴いて体験したことや感情は、人の記憶の中で関連付けられていることも指摘されています。つまり、感情と音楽が結びついていると年月を経ても、その時聴いた音楽を聴くと当時の記憶や風景が蘇りやすいのです。

言い換えれば、音楽が流れているドラマのシーンで悲しくなったり、切なくなったりした感情は、後に音楽を聴いただけで同じような気持ちになる可能性が高いのです。従ってOSTを聴けばドラマを見直すことなく、色々なシーンを思い出し、感情が揺さぶられることになります。

過去の記憶と、ドラマと、音楽と

過去の記憶と、ドラマと、音楽と

年を重ねる毎に月日の流れが速くなり、自分の記憶もだんだんと曖昧になってきます。もし脳の中に記憶の引き出しがあるのなら、積み重ねられた年月だけ引き出しが埋まって、どこにどの記憶が入っているのか分からなくなります。

人を好きになる喜びや切なさの記憶も同じです。女性がメロドラマを好きなのは、人を好きになる気持ちを忘れたくないからかもしれません。同じように、OSTを欲しくなるのもドラマを見た気持ちを反芻したいからではないでしようか。そう考えると、ドラマで見た時に感じた感動、切なさ、喜び、そんな感情を思い出させてくれるOSTが売れているのも納得できるのです。

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